SEMINAR

阿古薬品㈱様セミナー(第25回農楽マッチ勉強会)

阿古氏 (2)

〜この国の一次産業を、アジアにおける一大産業に〜 Think Local Act Global

開催日時:2015年2月22日(日)13:30~16:00
開催場所:梅田阪急オフィスタワー29階㈱ライフプラザパートナーズ セミナールーム

奈良県の老舗農薬・農業資材卸店の跡継ぎ(3代目)。若いころから「国際的な貧困の解決」を考えていたが“理想と現実”の狭間で挫折。IT・人材会社から戻って来た際に農業の可能性と現場の疲弊を感じ、農家と消費者を直接結ぶ流通を目指す。そのビジネスの試行錯誤の中、海外に進出している農業者との出会い(NPO農家のこせがれネットワーク)がきっかけで、海外に目を向け、カンボジアにて農地を借りて試験栽培を開始することになる。日本の農業技術を利用して高品質な農作物の栽培を行い、今では現地従業員30名を抱えるまで発展。日本品質にこだわり「食の安全・安心」をカンボジアの流通業界に提供し、現地のイオンをはじめ、スーパー23カ所とレストランやホテル50店舗に現地生産の野菜と日本からの輸出一次産品を卸している。日本の生産者からダイレクトに果物等を輸出し、カンボジアのロイヤルファミリーや隣国のタイ国王にも贈答。昨年12月には4tもの奈良県産富有柿をカンボジアに送り、日本で初めてカンボジアへの大量農産物の船便輸出を成功させました。今後はアジア各地に販売拠点を広げ、1次産業をアジアの一大産業にすべく壮大な計画を進めている、若き経営者である。
・輸出 輸出先:タイ、マレーシア、カンボジア 輸出品(2014):柿5,000kg,イチゴ150kg,ブドウ300kg ポイント①輸出価格②収穫からのスピード=鮮度③商品開発力 ターゲット:富裕層(政府関係者、不動産業者)今後はミドルアッパーまで広げる
・現地生産 カンボジア(R4沿いに4拠点)土地のリスク回避策として、委託生産vs自社生産(試験栽培)=9:1が有効(出荷場でのチェックを実施:年1回は検体検査250項目)
・カンボジア王国:人口1,500万人、経済規模=鳥取県の1/2 特長①耕種技術が高い②まじめな国民性③粗悪な化学農薬が少ない④温暖な気候⑤成長率7%以上(ASEAN NO.1)
⑥外資100%出資の法人設立が可能⑦一般特恵国税制度⑧競合が少ない⑨語学力が高い⑩政府の厚い農業政策
☆Q&A ・輸出品の品種選定=酸味✕、甘味のみ○ EX.リンゴ:オーストリア、ニュージーランド
・デリバリー:卸(ホールセラー)がないので自社で運用 ・粗利は関税の影響で10~20%
・資材は現地の1.2倍~1.5倍で購入 ・温暖な気候=オクラは年12回栽培できる

(文責:堀 比寿)