SEMINAR

NPO法人兵庫農漁村社会研究所様・歯科技工師様セミナー(第48回農楽マッチ勉強会)

玉串氏 (2)

1:「歯と食の大切なつながり(笑顔と幸せのために)」 2:有機農業の可能性

開催日時:2017年1月22日(日)13:30~16:30
開催場所:大阪総合生涯学習センター 第2研究室
大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル6階

玉串浩基氏

歯科技工師としてお仕事をされている玉串氏による「歯と食の大切なつながり(笑顔と幸せのために)」のミニセミナーを行っていただきました。講演では人間の永久歯は合計32本あり、野菜を食べるときにつかう切歯が8本と穀物を食べるときにつかう臼歯が20本あるというお話がありました。意外と知らないことでした。

また、歯の健康がいかに大切なのかについて専門家の立場から丁寧に説明していただきました。特に、自力歩行が困難な要介護者の方が、義歯によって食事ができるようになることで、介助なく歩けるようになるまでをVTRで紹介していただき、とても興味深いものがありました。昨今の高齢化により口腔医療の重要度が今後益々高まるものと考えられますが、歯と口腔の虚弱がいかに人の健康を害するかということに加え、経口摂食の重要性について詳しく解説していただきました。

最後に「健口が健康をつくる」とのお言葉をいただきました。

 

保田 茂氏
神戸大学名誉教授の保田 茂先生に「保田ぼかし」についての講演を行っていただきました。保田ぼかしは、有機農業の推進に努める保田先生が「天地有機」の考え方に基づいて考案されました。これは、大自然には人の力を借りなくても植物が立派に育つ仕組みと法則があり、その大自然の法則に基づき、誰でも、どこでも、簡単に、低コストで、かつ美味しく野菜や穀物を育成できる方法として、農作物を健全に育てるための有機材料とその容量比率を考えて開発されました。

今回、その保田ぼかしについて惜しみなくお話しいただきました。科学的根拠に基づいたその講演の内容は非常に興味深く、特に、植物性有機物を用いる必要性と、未発酵物を土に入れないというお話はとても勉強になりました。農薬や化学肥料を一切使用せず、限りなく自然に近い条件で育成された農作物は、我々消費者にとっても理想的な食材でありますが、保田ぼかしを用いて栽培された野菜や穀物はまさにその理想を具現化したものと思われます。
また、有機農業は1971年10月に日本有機農業研究会により提唱されたとのお話がありました。有機農業という言葉自体は誰もが知っているものの、それがいつから使われるようになったのかについてまで知る人は少ないと思います。今後、飲み会等でトリビアとして披露したいと思います。

質疑応答では具体的な内容について様々な質問が出され、活発な議論が行われました。

(文責:木本哲人)