SEMINAR

今西酒造株式会社様セミナー(第18回農楽マッチ勉強会)

今西氏

地域資源を活用した酒蔵ツーリズム

開催日時:2014年7月13日 (日)15:00~15:50
開催場所:梅田阪急オフィスタワー29階㈱ライフプラザパートナーズ セミナールーム

約350年続く酒蔵で、「三諸杉」の銘柄を造っている。酒造業の他に、飲食業と宿泊業をやっている。
酒蔵ツーリズムは、三輪が日本酒・商売・相撲・芸能の発祥、仏教伝来の地であので、酒と三輪の歴史をキーワードにしている。コースは、大神神社参拝(酒と卵のお供え体験)→活日神社参拝(杜氏の神様)→三輪山の湧水の利き水体験→酒蔵見学→利酒体験である。
酒蔵ツーリズムの目的は「地域活性化」と「三諸杉のファンづくり」である。商店街はシャッターが閉まっていて、人が減っている。そこで、街が元気になるよう恩返しをしたい気持ちで地域活性化を目指している。地域活性化の定義を地元にお金を生み出し、雇用を創出することとしている。そのために、プロのガイド育成を行っている。プロのガイドは、観光に来たお客様のニーズを汲み取って接客し、顧客がガイドの信者になり、ガイドのPRした所にお金を使うようになる。ガイドの育成のために、情報収集・情報の一元管理と情報発信のためにインストラクターによる勉強会を行っている。
ガイドは、地元事業者へのお客様紹介を行うようにする。食事処・お店を紹介する。プロのガイドとしてお客様を楽しませることで、紹介したお店でお金を使うようになる。
「三諸杉」のファンづくりのためには、「モノ」だけではなく、「コト」の部分まで知ってもらうようにしている。酒造りでの蔵のこだわりや大吟醸などお酒に関する知識を持って帰ってもらう。そして、杜氏との接点を持ってもらう。杜氏にもコンサルテリングから話し方の説明を受けている。
お土産物ラインナップの充実として、大宮神社が信仰の中心でリピートが多いので、新しい商品を提供している。奈良漬けは安全・安心に拘っている。酒カレー、日本酒アイス、酒石鹸、酒入浴剤、スパークリング酒などを開発している。
成果として、観光ツアーは月間200名になっている。その方が地元でもお金を使っている。正社員2名・パート3名の雇用が生まれている。メディアへの露出も増えている。そして、酒の販売量が増えて、地元の農家さんの契約栽培米が、3反から3町に増えている。来期は5町に増やす予定である。

<質疑>
 商工会や市を活用しなかったのか?
→初めは連携したが、議論ばかりで前に進まなかったので、単独で行った。
成功すると成功事例として市が取り上げて、ノウハウの提供を行うようになった。

 ホームページでの申込みはないのか?
→電話のみで行うようになっている。

 宿泊は考えているか?
→大型の宿泊施設がないので、長谷寺などとの連携を模索している。

(文責:岡村 善裕)