SEMINAR

鎌塚農園様セミナー(第14回農楽マッチ勉強会)

鎌塚氏セミナー

「いただきます」の前から「ごちそうさま」の後まで  世界に笑顔がこぼれる食卓を

開催場所:梅田阪急オフィスタワー29階㈱ライフプラザパートナーズ セミナールーム
開催日時:2014年3月2日 (日)13:40~14:40

北海道で農業を営む次男坊として育ってきた経験を活かし、2年間の研修期間を経て、兵庫県篠山市で2013年1月に就農した。自身のこだわりでもある“食”に携わりながら、自身のテーマでもあり、経営のテーマでも「世界平和」実現のための経営を行っている。具体的には、家族というコミュニティを構成するメンバーが生活するために必要な、栄養摂取のみに偏らない、「いただきます」の前に展開されるストーリーと「ごちそうさま」の後に湧き起る「ありがとう」までをも包含する「笑顔がこぼれる食卓」を演出する四季折々の野菜を生産・販売している。

ここには、鎌塚氏の「農家」としてのプライドがある。「芸術家」や「探検家」などと同じく、「○○家」という専門家としての地位が約束されてもおかしくない立場であるものの、「農家」の地位は一般的には低く捉えられがちである。この現状を打破すべく、単位面積当たりの営業利益(実数)といった売上管理や作業効率、適期管理による効果効率といったコスト管理にこだわり、自経営規模と売上・利益との分析を日々行いながら、高品位かつ安定的、一般製造業と比較しても見劣りしないだけの自家労賃が捻出可能な経営を実現し、「農家」としての地位向上をも長期目標に据えている。例えば、まっさらな状態から高品質な原料を用いて生産した「プレミアムほうれん草」は、その名の通り市価の倍ほどの値段で取引され、鎌塚農園自体のブランド形成の一助となっている。

鎌塚氏の目指す「笑顔がこぼれる食卓」とは、“食”そのものとなる動植物のみならず、“食”に関連する産業、“食”の恩恵を受けている消費者といった有機的な連鎖の中にある各主体を演出していくことを目指すことでもある、と捉えられる。(文責:木原奈穂子)