SEMINAR

和歌山観音寺フルーツガーデン 児玉芳典様セミナー(第34回農楽マッチ勉強会②)

児玉氏 (3)

新しい技術でおいしいみかんづくり、お客様本意の新しいインターネット販売に挑戦

開催日時:2015年11月15日(日)15:00~16:30
開催場所:大阪総合生涯学習センター大阪駅前第2ビル6階第2研究室

フルーツ王国の和歌山県紀の川市で16年前に6代目として就農し、柑橘を中心に栽培

近年は近隣農家様の協力により、多品目の農産物を扱い、また、ドライフルーツなど加工食品製造や、養蜂業にも着手し業績を伸ばされておられます。家族経営から組織経営において経営理念の必要性を痛感し、自分たちの立ち位置を見いだし、田舎でも高付加価値での販売に注力され、現在700aの柑橘類を経営、うち300aがミカンで、熟度により3段階に収穫を定義し、ベストな熟度においての収穫を段階的に調整し食べ頃のミカンのみ選別収穫を実行中です。

柑橘において、「品種に勝る技術無し」を掲げ、国産では珍しい、グレープフルーツやライム・ブラッドオレンジ・レモン(ピンクレモネード・マイヤー)等を、近隣の耕作放棄地を活用し開墾・整地し定植されています。「果物語」として、生産に至るプロセスまでを消費者に訴え、お客様に生産物を買い支えていただいている気持ちで営農されています。加工品においては、品質はもちろん「クールローカル」と銘打って包材・デザインにこだわった物を発信、異業種ともコラボレーションし、書店やスポーツ用品メーカーとも共同企画を現実化し、また農業と異業種との関わりを持てるような発想を実現できるように、多品目、多商品の生産を心がけることで、新しい活路を見いだしておられます。食育やSAVE JAPAN プロジェクト等にも協賛、感謝祭を行い、体験農業や農家民泊から、本格的な研修生受け入れまで、多種多様な経営展開を実践されています。

ネット販売についても、ただたんなるバーチャル販売ではなく、日本国中の催事の出向き、その地域のネットユーザーにDMで案内状を送付、出来る限りネットユーザー様と直接会話を持つことにも力を注がれておられます。

近年は、輸入果実も手がけられ、気候が日本とは逆の南半球より安心安全な果実を輸入販売中。「何事にも、挑戦しないと生きてる意味がない。リスクはあるが、リスクに挑戦します」と、抱負を語っていただきました。

(文責:森本史郎)