SEMINAR

株式会社キャルファーム神戸様セミナー(第27回農楽マッチ勉強会)

大西氏 (6)

アグリテインメントプロジェクト - 土づくりは、人づくり -

開催日時:2015年4月19日 (日)13:30~16:00
開催場所:ヤンマー本社ビル12階プレミアムマルシェカフェ

大西氏は神戸市西区の農家の二男として生まれ、高校卒業後エンジニアリング関係の会社に就職、その後「農業をもっとかっこいいものに」と2001年に家業を継いで14年、現在 ㈱キャルファーム神戸 代表として、16種類のミニトマト(今年からは25種類になる予定だとか)を中心に約20種類の野菜を栽培されています。

また、全国農協青年部組織協議会会長や兵庫県農協青年部組織協議会委員長なども経験され、6次産業化プランナーとしても活躍されています。

氏の考え方は、何事も他人に任せるのではなく、自分たちの理想の未来を自分たちで造ると言うことが根底にあり、何かと暗い話題の多い農業において、楽しくポジティブに物事を捉え発言していくことだそうです。

豊かで多様性ある持続可能な地域社会を造るためには人づくりが重要で、それには農業とITと教育が欠かせないことから、以下の3つのミッションによるアグリテインメントプロジェクトを実践されています。

①CSAによる、農家支援・育成サポート、つまりコミュニティ(地域共同体)でサポート(支援)していくアグリカルチャ(農業)です。②資源循環を最大限に高め、環境負荷を低減することです。③持続可能なシステムを土台に、これからの地域のありかたを提案していく、という3つのミッションを実践されながら、地域のため、農業後継者育成のため尽力されています。

具体的に ㈱キャルファーム神戸さんでは通常の生産出荷のほか、畑での収穫体験をメインに多種類ミニトマトの食べ比べや企業の社員研修受け入れ、畑での婚活等、多様なイベントを実施されており、直接圃場でお客様に収穫して食べていただいたり、持ち帰っていただくことで、梱包・出荷・運送等の手間も省け、会社にとってもプラスになります。

氏の話の中で印象に残ったのは、農業で大事なのは「地上部より地下部に投資を、ビニールハウスを建てるより、まず良い土づくりをすること」であると言うこと。

収穫体験に来られた方も、地上になっているナスやブドウより、大根や芋が土から出てきた時の感動の方が大きいそうです。

氏の今後の活躍がますます楽しみになったとともに、氏のような後継者が一人でも多く出てきてほしいと感じました。

(文責:関保行)