
LocalからGlobalへ 日本のおべんとう文化は世界を変える!
開催日時:2015年5月17日 (日)13:30~16:00
開催場所:ヤンマー本社ビル12階プレミアムマルシェカフェ
世界で唯一の“Oh!Bento Laboコンシェルジュ”(自称し始めたから:笑)
Facebookでのフォローは、日本に次いで台湾、そして欧米にまで至る。
松本氏は、2010年に、親子で参加する“世界で1つのおべんとうデザイン”イベントを開始した。
現在、ジャパンブランドの一環として、おべんとう箱は海外で脚光を浴びている。
・欧米人による海外向けの発信
・クールジャパン戦略としてのアニメの中で描かれたこと
・和食の世界遺産登録
などが影響している(特にフランスが先駆している模様)。
おべんとう箱は、海外向けで1〜2億円の市場規模がある。
お米は野菜に分類されたり、紫色のライスでも違和感がないなど、日本人とは違う食文化だが、昼食をおべんとう箱に入れて持参するなど、従来の欧米の習慣を変えるほどの影響をもっている。
松本氏は、
・長野県や小豆島の農村歌舞伎を見学した際にハレの日のお弁当
・徳島で子どもが生まれた際に贈る遊山箱としてのお弁当箱
などに触れることを通じて、おべんとうが日本の食文化に根づいていることを認識した。
また、日本では子どもの頃に作って貰うのは当たり前、自分が作る身になって感謝の念がわく。
松本氏は、東日本大震災の際には「元気になるぞ!日本Happy Bento Project」を立ち上げて、約2か月後に被災者の方を招いて企画実行した。
このような経験や活動を通じて、おべんとうの持つパワーを実感し、日本のおべんとう文化の世界への発信、新ジャパンブランドの確立に加え、コミュニティを通じた人と人の繋がりの形成を促していこうとしている。
また、同好の集まりが拡大していったように思えるが、マーケティングの公式に則った活動になっていることが検証できた。
(文責:原田 隆之)