
安全な米つくりにこだわって
開催日時:2016年1月17日(日)13:30~16:30
開催場所:大阪第一生命ビル19階
1.株式会社丹波西山は5代続く農家で現社長西山和人氏は5代目に当たり、先代(父親)が早く亡くなれたので26歳で農家を引き継ぐ。元は農業嫌いであった。
現在は弟さんも就農し、メカに強く農機具のメインテナンスが得意である。
・現在の栽培規模、内容は水稲19Ha,畑Ha、ビニルハウス5棟。
・水稲は無農薬に拘り、打ち込み直植も初めている。稲の種類はあらゆる種類を栽培し農繁期の時期をズラス、天候・病気のリスクを避ける様にしている。
これは生産調整の確実な実施(補助金の獲得)、多様な販売先の獲得、更に多様な米の作付けデータの蓄積(農薬代の節約のためにも)である。
米の内容は主食米、醸造用玄米、加工米で、山田錦や五百万石は招徳酒造㈱のお酒に使用されている。
・野菜は万願寺あまとう、ホウレン草、小豆等を栽培。
・2007年有機JAS認定取得(水稲では全国最年少)。
2.経営に対する思い
・“自分が食べたいものをお客様に”
・顧客ニーズに合わせ、食の「安心」「安全」プラス「おいしい」「きれい」に拘っている。
3.大切にしていること
・人とのすべての繋がりを大切にする。
・頼まれたことは断らない。
・新しい技術に挑戦し対応する。(育苗技術の開発、抑草、除草の工夫)
4.誇り
・地域の保育園の給食用の米(有機JASコシヒカリ)を提供している。 (食育:自分が大学で学んだことに繋げる)
5.理想像(理念)
・若手らしく、謙虚な姿勢で挑戦する。
・祖父、父親の農業に対する志を引き継ぐ。
・再生可能な水稲農業のビジネスモデルを求める。
6.6次産業化
籾殻をグランドミルで押し出し、ハウスの燃料用の販売に挑戦している。
(文責:山口 彰男)